いつも通り検索をかけたのに違う検索エンジンが使用されている場合、ブラウザハイジャッカーによって検索エンジンを変更されている可能性があります。
この記事では検索エンジン元に戻す方法について解説しています。
2種類ある検索エンジンの書き換え方法
検索エンジンを勝手に変更するプログラムはコンピューターウイルスの1種で、ブラウザハイジャッカーと分類されます。
この行儀の悪いプログラムは、
- ブラウザの立ち上げ画面を変更するタイプ
- アドレスバーの検索エンジンを変更するタイプ
の2種類がいます。
それぞれ直し方を紹介します。
立ち上げ画面を変更するタイプの直し方
ブラウザを立ち上げた時、Google・Bing・Yahoo以外の素性の知れない検索エンジンが表示されたらおそらく勝手に立ち上げ時の画面を書き換えられています。
最近はあまり見ませんが、2010年代初頭くらいは「hao123」に勝手に書き換えるブラウザハイジャッカーが多かった記憶があります。
大抵はブラウザの設定を変更するだけで直ります。
【chromeの場合】
- アドレスバーに次のアドレスを入力 chrome://settings/onStartup
- 「特定のページセットを開く」の箇所を開きたいページのURLに書き換える
【edgeの場合】
- アドレスバーに次のアドレスを入力 edge://settings/startHomeNTP
- 「これらのページを開く」の箇所を開きたいページのURLに書き換える
アドレスバーの検索エンジンを変更するタイプ
トップページは変えられておらずとも、アドレスバーから検索をかけたときに妙な検索エンジンが使われてしまう場合もあります。
その場合は以下の設定を変更します。
【chromeの場合】
- アドレスバーに次のアドレスを入力 chrome://settings/search
- アドレスバーで使用する検索エンジンを任意のものに戻す
【edgeの場合】
- アドレスバーに次のアドレスを入力 edge://settings/searchEngines
- 任意の検索エンジンを既定に変更
既定の検索エンジンのクエリを書き換えるタイプ
ほとんどの場合、上記いずれかの方法で直りますが先日search-fineというブラウザハイジャッカーに遭遇しました。
普通のブラウザハイジャッカーは既定の検索エンジンとして新たに自分が指定した検索エンジンを追加するのに対し、search-fineは既存の検索エンジンをsearch-fineに書き換えてしまいます。
書き換えられた設定はなぜか変更ができず(正確に言うと変更を保存できない)削除することもできません。
色々試した結果、新たに正しいクエリで検索エンジンを登録しそちらに規定のエンジンを変えてあげることで対処可能でした。
既定のクエリはデフォルトではグレーアウトされてユーザーが触れないようになっているので「F12」で開発者ツールを出してhtmlそこからコピーしました。
検索エンジン | クエリ |
---|---|
{google:baseURL}search?q=%s&{google:RLZ}{google:originalQueryForSuggestion}{google:assistedQueryStats}{google:searchboxStats}{google:searchFieldtrialParameter}{google:iOSSearchLanguage}{google:prefetchSource}{google:searchClient}{google:sourceId}{google:contextualSearchVersion}ie={inputEncoding} | |
Yahoo | https://search.yahoo.co.jp/search{google:pathWildcard}?ei={inputEncoding}&fr=crmas&p=%s |
search-fineがどうやってクエリを書き換えたか気になるところでしたが時間が無かったのでそこまで調べることはできませんでした。