画面の解像度が勝手に低く設定されてしまい、変更できない時の対処法を紹介します。
今回は、いつもはフルHD(1920×1080)で設定されていたのにそれ以下の設定になっていたという場合を想定し、いくつかの対処法を紹介します。
1. 正しい解像度に設定できているか
まず、現在の解像度がいくつに設定されているか確認しましょう。
- デスクトップ上で右クリック>ディスプレイ設定を選択
- 「ディスプレイの解像度」の値を確認
1920×1080(推奨)という風に設定されていない場合は選択メニューから選択しなおしましょう。
選択肢に1920×1080がない場合次の対処法に移ります。
2. グラフィックドライバの再インストール
グラフィックドライバのエラーによって適切な解像度が選択できなくなっている可能性があるため、グラフィックドライバを再インストールします。
- デバイスマネージャーを起動(winキー+X → M )
- ディスプレイアダプターをクリック
- 表示されたグラフィックドライバを右クリック → アンインストール
手順3の後、「このデバイスのドライバーソフトウェアを削除します。」という項目が出てくると思いますがこれにはチェックをせずにアンインストールしてください。
アンインストールが終わるとシステムから再起動が要請されると思うので、再起動をします。
再起動後自動でドライバが再インストールされるので、症状が改善するか確認します。
これでも改善しない場合は次の手順に進みます。
3. 最新版のグラフィックドライバをインストール
最新版のグラフィックドライバをインストールすることで問題が解決する場合があります。
ディスプレイドライバの型番を確認し、ドライバをwebで検索します。
- winキー+Sでwindows検索画面を出し、「dxdiag」を実行
- 画面上部にあるタブを「ディスプレイ」に変更。「チップの種類」を確認
- Googleなどでドライバを検索
古いメーカー製PCの場合、正式な提供が終わっており、検索にヒットするのが怪しいサイトだったりすることもあるので注意してください。
最新版のドライバでも症状が改善しない場合次の手順に移ります。
4. ディスプレイの詳細設定を変更する
理由は分かりませんがたまにディスプレイの詳細設定がおかしくなり、本来出力するはずの解像度が隠されることがあります。
- デスクトップ上で右クリック>ディスプレイ設定を選択
- 「ディスプレイの詳細設定」を選択
- 「ディスプレイ1のアダプターのプロパティを表示します」を選択
- 「モードの一覧」を選択
- 表示されるモード一覧からフルHDを選択
以上が一般的な対処方法です。
上記すべてでも改善しない場合
ここまでで症状が改善しない場合取れる選択は以下の通りです。
- OSの初期化
- ケーブル・モニターの交換
- グラフィックボードの交換
OSの初期化を行っても改善しない場合はシステムが原因ではなく、ハードウェアが原因ということが確定するため、パーツまたはPCの買い替えが必要になります。